( Detail The Fine Work )

細部にこそ、 本物は宿る。

Beauty lives
in the details.

一枚板が家具になるまでには、目に映らない無数の手仕事があります。
幾月もかけて乾かし、木目を読み、幾度も磨き上げる。
その積み重ねが、触れたときの心地よさと、使うほどに深まる表情を生みます。
誠が手を尽くす、細部への仕事をご紹介します。

MATERIAL

銘木 — 樹齢百年の物語

どんな木を、なぜ選ぶのか。
誠が迎えるのは、空洞や割れを抱えた木も含めた、百年を生きた銘木たちです。
欠点と呼ばれるものの中にこそ、その木が生きた時間が刻まれているからです。

  • ケヤキの一枚板と木目

    ケヤキ / Zelkova

    主な産地
    本州の山地を中心に、日本各地。
    材の特徴
    力強く波打つ木目と、赤みを帯びた深い光沢。硬く狂いが少なく、古くから寺社建築の柱にも用いられてきた銘木の代表格。
    家具での魅力
    使い込むほどに飴色へと深まり、天板の主役たる風格を宿す。
  • トチノキの一枚板と木目

    トチノキ / Japanese Horse Chestnut

    主な産地
    本州の山間部、沢沿いの湿潤な土地。
    材の特徴
    絹のように波打つ縮み杢と、淡い乳白色の柔らかな地色。光の角度によって表情を変える、繊細な輝きを持つ。
    家具での魅力
    レジンの透明感と最も響き合う材のひとつ。一点ごとの杢の個性が際立つ。
  • クスノキの一枚板と木目

    クスノキ / Camphor Tree

    主な産地
    九州・四国など、西日本の温暖な地域。
    材の特徴
    渦を巻くような複雑な杢と、樟脳のすっきりとした香り。大径木が多く、一枚板に恵まれた樹種。
    家具での魅力
    ほのかな香りとともに暮らす一枚。虫を寄せつけにくい性質も併せ持つ。
  • クリの一枚板と木目

    クリ / Japanese Chestnut

    主な産地
    北海道南部から本州の山地。
    材の特徴
    はっきりと通った木目と、豊富なタンニン。水湿に強く、家屋の土台に使われてきたほどの耐久性を誇る。
    家具での魅力
    経年で深い褐色へと変化し、素朴で骨太な景色が食卓に根を張る。
  • タモの一枚板と木目

    タモ / Japanese Ash

    主な産地
    北海道・本州北部の冷涼な地域。
    材の特徴
    まっすぐに通った端正な木目と、淡い黄白色の穏やかな地色。粘りが強く、野球のバットにも使われる。
    家具での魅力
    主張しすぎず、どんな空間にも静かに馴染む。細部の造作まで美しく仕上がる。
幾重にも渦を描く銘木の木目

GRAIN

木目 — 唯一無二の表情

同じ樹種でも、同じ表情は二つとありません。
杢の渦、色の濃淡、年輪の刻み。そのすべてが、その木だけの記録です。
色は経年とともに深まり、表情は使うほどに増していきます。

PROCESS

工程 — 一枚の天板が完成するまで

01 原木選定 Log Selection

一枚の天板は、山の中ではじまっています。木口の割れ、杢の出方、空洞の位置。製材前の原木から完成の景色を読み取る、目利きの仕事です。欠点ごと活かせる木だけを、誠は選び抜きます。

原木選定の工程

02 乾燥 Drying

木は伐られたあとも呼吸を続けます。天然乾燥と人工乾燥を組み合わせ、含水率を見極めながら、幾月もかけてゆっくりと水分を抜いていく。狂いのない一枚は、この目に見えない工程に支えられています。

乾燥の工程

03 レジン注入 Resin Casting

空洞や割れに、透明なレジンをゆっくりと満たしていきます。気泡を一つずつ抜き、温度と硬化をきめ細かく管理する、数日がかりの工程。木が生きた時間を、透明の中に封じ込めます。

レジン注入の工程

04 研磨・仕上げ Polishing & Finishing

粗い番手から細かい番手へ、幾度も研磨を重ね、手のひらが吸いつくような表面へ。最後に金彩の焼き印がひとつ。世界に一枚の証が、静かに刻まれます。

研磨・仕上げの工程

05 最終検品 Final Inspection

反り、艶、レジンの透明度。すべてを検め、合格した一枚だけが工房を出ます。そしてその一枚には、固有の番号が与えられます。次の「証」へと続く仕事です。

最終検品の工程

一本の銘木と、四つの技。
その出会いから生まれる家具は、
世界にただ一つです。
あなたの空間のための一脚を、
はじまりからご一緒します。

唯一無二を、
あなたへ。